日本史のいろんな研究情報

~研究会情報のプラットフォーム、史料読解・日本語表記などについて学んだことのメモ~

日本史関連の研究会日程表

 こちらは、全国の日本史関連の研究会(大会・例会・部会)や講演会、シンポジウムなどの予定を集めたカレンダーです。

 研究会や講演会に参加することだけが研究者・学生のすべきことでありません。しかし、研究会に参加することで、最近の研究動向や成果、ほかの研究者のアプローチ方法を知ることができます。

 そんな研究会ですが、開催は全国にわたり数も非常に多いです。主催する組織のホームページをみたり、会員になったり、さまざまな方法で情報を集めようとしても、ホームページが別個にあるとなかなか難しく、自分のスケジュールと調整ができません。

 そこでGoogleカレンダーの機能を使い、とりあえず2020年2月分の研究会情報などを集めてみました(開設時)。まだはじめたばかりですので、まずは情報を探すところからです。研究会情報などがございましたら、どうぞこちらからお知らせください。

 Googleカレンダーは共有できますので、ご自由にご利用ください。

 

シンポジウム「守れ!文化財–資料を保存し、受け継ぐこと–」

シンポジウム「守れ!文化財–資料を保存し、受け継ぐこと–」

  • 日時 2020年3月1日(日)13:00~16:50(受付12:30~)
  • 場所 新潟県立歴史博物館 講堂
  • 料金 無料
  • 定員 150名(事前申込み不要)※一般参加可
  • 主催 「守れ!文化財~モノとヒトに光を灯す~」事業実行委員会

プログラム

基調講演

 内川隆志氏國學院大學教授・國學院大學博物館副館長)「モノの保存と継承-蒐集と保存、研究と活用をめぐって-」

報告

 芦田雅哉氏京都府聾学校校長)「京都盲唖院について」

 宮崎俊英氏上越市立歴史博物館館長)「高田盲学校について」

 山本哲也新潟県立歴史博物館経営企画課課長代理)「全国の盲学校のアンケ―ト調査」

 佐藤優香氏東京大学大学院情報学環客員研究員)「京都府聾学校でのワークショップ」

 剣持悟氏(川村義肢株式会社)「介助犬の広場の活動実践について」

 山内利秋氏九州保健福祉大学准教授)「介助支援の歴史について」

パネルディスカッション

nbz.or.jp 

日本古代史部会2月度大会準備報告会

日本古代史部会2月度大会準備報告会

5月23日(土)・24日(日)に開催される2020年度歴史学研究会大会*1の古代史部会による2月度大会準備報告会が行われることが告知されました。

rekiken.jp

  • 日時 2020年2月22日(土)15:00~(開場14: 30~)
  • 場所 東洋大学 白山キャンパス 6号館 4階 6403教室

河野保博氏「古代の国家支配・地域社会と交通」(仮)
大会当日は、例年2,3名の報告があるようですが*2、今回2月の準備報告は河野氏のみだそうです。

 大会には行きたいけど、準備報告会などは遠くて難しい。それでも大会参加の予習を何かしたい場合、報告者の最近の研究をみるのも一つの手かと思います。そこで、一般書店などで比較的簡単に入手ができそうな河野氏の論考を探してみました。ご参考までに。

 ●「円仁の足跡と唐代の交通路」

 まずは、2009年に刊行された『円仁とその時代』II円仁と古代の東アジア―『入唐求法巡礼行記』の世界に収録される論文です。*この書籍は絶版になっています

 古本ならありましたが、図書館などで見つける方が良さそうです。

 ●「長安と洛陽を結ぶ二つの道―「臨泉駅」銘石刻を中心に」

 つぎは、2011年に刊行された『古代東アジアの道路と交通』第Ⅱ部中国唐代の道路・交通に収録される論文です。

古代東アジアの道路と交通

古代東アジアの道路と交通

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 勉誠出版
  • 発売日: 2011/07/01
  • メディア: 単行本
 

 こちらの論文ついては、2015年に刊行された『遣唐使と入唐僧の研究』第2部交通にも「長安と洛陽を結ぶ二つの道」という論文が収録されています。

遣唐使と入唐僧の研究: 附 校訂『入唐五家伝』

遣唐使と入唐僧の研究: 附 校訂『入唐五家伝』

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 高志書院
  • 発売日: 2015/11/10
  • メディア: 単行本
 

 

 ●『入唐僧の求法巡礼と唐代交通』

 最後に、2019年6月に刊行された共著書籍です。東方書店で在庫が確認できました(2020年2月13日確認)。

*1:歴史学研究会による一年に一度の大会。毎年5月の第土曜日・日曜日に東京都の大学で開催。

*2:2017年度2名、2018年度3名、2019年度3名

2020年2月28日 大阪歴史学会古代史部会[続日本紀研究会]

大阪歴史学会古代史部会[続日本紀研究会]

  • 日時 2020年2月28日(金)18:30~21:00
  • アウィーナ大阪(近鉄上本町/地下鉄谷町九丁目)]

篠崎敦史氏「「敦賀唐人」考―平安時代の博多〝以外の〟交易圏の位置づけをめぐって―」]

参考文献
  • 村井章介 『日本史リブレット28 境界をまたぐ人びと』(山川出版社、2006年)
  • 吉永壮志「古代西日本海地域の水上交通」(『ヒストリア』271、2018年)

www.historia-osaka.on.arena.ne.jp

境界をまたぐ人びと (日本史リブレット)

境界をまたぐ人びと (日本史リブレット)

 

 

 

2020年2月14日 大阪歴史学会古代史部会[続日本紀研究会]

大阪歴史学会古代史部会[続日本紀研究会]

  • 日時 2020年2月14日(金)18:30~21:00
  • 場所アウィーナ大阪(近鉄上本町/地下鉄谷町九丁目

小林靖弘氏「古代地方行政機構と郡雑任―正倉と税長について―」

参考文献
  • 西山良平「〈郡雑任〉の機能と性格」(『日本史研究』234号、1982年)

www.historia-osaka.on.arena.ne.jp

 

2020年2月28日 大阪歴史学会中世史部会

大阪歴史学会中世史部会2月例会

  • 日時 2020年2月28日(金)18:30~21:00
  • 場所 淀川区民センター 第1会議室(阪急十三駅下車、徒歩7分)

青木貴史氏「東寺五方からみる寺院財政の変遷」【第1回大会準備報告】

参考文献
  • 岡田智行「東寺五方について」『年報中世史研究』7、1982年
  • 阿諏訪青美「東寺十分一方算用状の分析」『中世庶民信仰経済の研究』校倉書房、2004年(初出2003年) 

www.historia-osaka.on.arena.ne.jp

 

中世庶民信仰経済の研究 (歴史科学叢書)

中世庶民信仰経済の研究 (歴史科学叢書)

 

 

 

2020年2月21日 大阪歴史学会中世史部会

大阪歴史学会中世史部会2月例会

  • 日時 2020年2月21日(金)18:30~21:00
  • 東淀川区民会館 洋室1(阪急電車「淡路」駅から徒歩約10分)

義紘明氏「室町〜戦国期における興福寺と越智氏」

参考文献
  • 児玉庸子「室町・戦国期大和国における領主権力の構造ー大和国人越智氏と『若党』を対象としてー」(『新潟史学』71、2014)
  • 安国陽子「戦国期大和の権力と在地構造ー興福寺荘園支配の崩壊過程ー」(『日本史研究』341、1991)

www.historia-osaka.on.arena.ne.jp

 

中世史研究会2020年2月例会

中世史研究会2月例会(第495回

  • 日時 2020年2月28日(金)18:30~21:00(開場18:00)
  • 会場 ウインクあいち10階 1004会議室
  • 参加費 一般…300円 学生…100円

矢野義典氏織田信長の商人統制─尾・濃商人司伊藤氏と越前国橘屋の比較検討を通して─」

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